タイトル: | 基礎から学ぶ子育て支援の実際 改訂版 |
編著: | 太田敬子 檜垣昌也 |
大きさ: | B5判 |
ページ数: | 176頁 |
定価: | 2,310 円(税込) |
ISBN: | ISBN978-4-909655-87-5 |
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概要
2020年刊行『基礎から学ぶ子育て支援の実際』の改訂版である。「子育て支援」において、現代の子育て家庭が出会う課題を様々な社会資源を活用し支援していくことが求められる。本書では保護者や家族の抱えるニーズの気づき、それを支援へ進めていく過程をわかりやすく最新のデータとともに記述している。多くの事例(育児不安、ひとり親、児童虐待、DV、貧困など)を紹介して支援の具体的方法を説明し、ワークや演習課題を用いて学生の考察を深めることができる。
目次
基礎から学ぶ子育て支援の実際 改訂版
第Ⅰ部
第1講 子どもの保育とともに行う保護者支援
1 子育て支援が必要となる社会的背景
2 子育て支援の意義
3 子育て家庭に対する支援の場の概要
4 演習課題
第2講 日常的な関わりを通じた保護者との相互理解
1 子育て支援における保護者との相互理解と信頼関係の形成
2 子育て支援のために必要な保育士の基本的態度
3 子どもと保護者に対する共感と傾聴
第3講 保護者や家族の抱えるニーズへの気づきと多面的な理解
1 子育て家庭のニーズとは何か
2 子育て家庭のニーズへの多面的理解
3 子育て支援場面の理解
4 子育て支援の実践例
第4講 子ども及び保護者の状況・状態の把握
1 子育て支援の基本的プロセスとは
2 インテーク(初回面接)の大切さ
3 子育て支援が必要とされる家庭の発見とアウトリーチ
4 子育て支援が必要な家庭の状況の捉え方
第5講 支援の計画と環境の構成
1 支援目標の設定
2 支援内容や方法の計画
3 支援計画と環境構成
4 演習課題
第6講 支援の実践・記録・評価・カンファレンス
1 計画に基づく支援の実施~介入から支援後の評価・アフターケアまで
2 記録のとり方~記録の様式
3 支援後の評価、カンファレンス
4 演習課題
第7講 職員間の連携・協働
1 職員間の連携・協働で進める子育て支援とは
2 ケース会議・カンファレンス会議とは
3 よりよい支援を目指した職場内部での取り組み
4 職員の資質と支援力を高める取り組み
第8講 社会資源の活用と自治体関係機関や専門職との連携と協働
1 地域における子育て支援の変遷
2 社会資源を活用する支援の意義
3 自治体、専門職、関係機関と連携・協働した支援
第Ⅱ部
第9講 保育所における子育て支援
1 保育者に必要な倫理観
2 保育所の特性を生かした保護者への支援
3 保育所を利用する保護者への支援の実際
第10講 地域の子育て家庭とひとり親家庭への支援
1 子育ての悩みや相談内容と支援の場
2 保護者のニーズの把握と支援
3 地域の子育て家庭への支援の実際
4 演習課題
第11講 障害のある子ども及び家庭に対する支援
1 障害のある子どもと家庭の悩みや相談内容
2 子どもと保護者のニーズ・支援の原則と方法
3 障害のある子どもへの支援の実際
第12講 特別な配慮を要する子どもと家庭への支援~発達障害児
1 発達障害のある子どもと保護者の状況
2 発達障害の子どもと家庭への支援
3 特別な配慮を要する子どもや家庭への支援の実際
4 演習課題
第13講 子ども虐待の予防と支援
1 子ども虐待の実態と子ども、保護者の状況
2 子ども虐待の対応について
3 子ども虐待に対する支援の実際
4 演習課題
第14講 要保護児童等の家庭への支援~DV家庭
1 DVとは何か
2 DVのメカニズムと被害の状態
3 DVへの支援の基本
4 演習課題
第15講 多様な支援ニーズを抱える子育て家庭の支援~貧困家庭
1 多様な支援のニーズを抱える家庭の実態と状況
2 子どもと保護者のニーズ把握、支援の方法等
3 経済的な課題を抱える子育て家庭に対する支援
4 演習課題