(縦書き)
タイトル: | 菜っちゃんの保健室日記 |
著者: | 森 薫 |
大きさ: | A5判 |
ページ数: | 264頁 |
定価: | 2,200 円(税込) |
ISBN: | ISBN978-4-909655-63-9 |
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概要
“菜っちゃん”こと富崎菜々子が赴任先の中学校で日々起こってくる問題に孤軍奮闘する姿を日記として描いた事実に基づく体験談である。保健室に訪れるのは、友人関係に悩み、親との葛藤に苦しみ、学校に受け入れられない生徒たちである。そういう生徒たちの心に寄り添い、目をそらさず、手を差し伸べる。問題を抱えているのは生徒たちだけではない。自己保身に汲々とする学校長、学校を支配しているバレー部顧問、その顧問からいじめを受ける同僚教師、アルコール依存症のサッカー部顧問。これらの人々が生徒の写し鏡のように登場する。評価よりも大切なことは何か。それに気づいた菜々子が保健室から学校を変えていく。